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トップメッセージ
株主・投資家の皆さまへ
2024年1月の令和6年能登半島地震で犠牲となられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆さまにお見舞い申し上げます。皆さまの安全と被災地の一刻も早い復興を心より願い、LIFULLグループでは、地域と連携を取りながら、被災地の皆さまのニーズに沿った支援を行ってまいります。
昨年12月に、株式会社LIFULLでは初めての社長交代が決議され、創業からの社長であった井上より社長を引き継ぎました。私は2006年に新卒で当社(当時は株式会社ネクスト)に入社し、LIFULL HOME'S(当時はHOME'S)の営業から、賃貸・流通領域の営業部長を経て、2015年に執行役員に就任。2019年からはLIFULL HOME'S事業本部長、2020年には取締役となり、LIFULLとLIFULL HOME'Sの拡大に尽力してきました。
LIFULL HOME'Sは、住まい探しのメディアから領域を拡大し、オンラインで内見から契約まで行えるサービスや、対面やオンラインで住まいに関する相談ができる「住まいの窓口」の開設、新技術の生成AIを活用したサービス等で、日本の住まい探しに大きな存在感を発揮し続けてきました。
また、その間に海外では、2014年にTrovit、2018年にMitulaをM&Aし、両社を統合したLIFULL CONNECTで、膨大なユーザー・顧客ネットワークを活用した様々なサービスを提供することで、LIFULLグループの連結業績が大きく拡大しました。
このように、LIFULLグループは社会の変化に合わせて成長を続けてきましたが、2019年末からの新型コロナウイルス感染症の拡大により、住替えの需要も減退し、2020年9月期には、増収基調が一転、減収となりました。
主要事業を早期に成長軌道に戻すため、事業戦略を見直し、主要事業の成長投資を行いながら、周辺事業の売却を行う等の選択と集中を行いました。これらの結果、2023年9月期には特に国内事業で回復基調となり、当期の連結業績は増収増益となりました。
引き続き足元の状況を注視しつつ、スピード感を持った選択と集中によって、主要事業である「LIFULL HOME'Sの再成長」「海外事業の収益性拡大」に注力するとともに、今後成長が期待できる「不動産×金融の新規事業」を加えた3つの柱を軸として、LIFULLグループの拡大に努めます。
私の社長就任と同時に、井上は代表取締役会長に就任し、これまで常勤社外監査役であった海外事業の経験豊富な宍戸氏と、社外取締役であった金融事業に知見が深い清水氏を取締役として当社に迎え、さらに強固な経営体制となりました。
当社が設立当初から掲げている社是「利他主義」の根幹を変えることなく、経営理念「常に革進することで、より多くの人々が心からの『安心』と『喜び』を得られる社会の仕組みを創る」の実現に向けて、世界中のあらゆる人々に寄り添い、事業を通じて社会課題を解決していくことで、1人ひとりの自分らしい暮らしを支援するとともに、持続可能な社会の実現にも貢献することで企業価値を向上してまいります。
2024年1月 代表取締役社長執行役員 伊東 祐司
