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当期の振り返りと
5か年のパフォーマンスハイライト

2023年9月期の事業概況

経営成績の状況

新型コロナウイルス感染症への対応と、経済活動の両立により、景気回復の動きが見られた一方、世界的なインフレや円安の進行等により、エネルギー価格や原材料価格を始めとする物価上昇が続いており、今後への不透明感を一部残している状況となりました。
当社の主要な顧客である建設・不動産業界においては、新設住宅着工件数は前年度比97%と減少しているものの、中古も含めた物件取引量は堅調に推移している他、平均取引価格の上昇が継続しており、市況は底堅く推移しております。海外においては、世界的なインフレや各国の金融引き締め、その他の国際情勢等の影響もあり、一部では住宅市場や広告市場が低迷している国も出ております。
このような環境のもと、当社グループは、主力サービスである不動産関連情報サービスを含むHOME'S関連事業と海外事業を中心に、中長期的な事業成長に向けた積極投資を実施する一方、民泊事業等の周辺事業の事業売却や投資凍結を行い、主力事業への経営リソースの集中も実施してきました。
HOME'S関連事業では、クライアント、ユーザーへの提供価値の向上と競争力強化に向けた、プロダクトの強化・改修と、クライアントネットワークの強化・拡大に取り組みました。
海外事業では、タイでオンラインを活用した不動産取引支援を行うDXエージェントのFazWaz Thailand Co. Ltd.(以下、「FazWaz」)や、メキシコで大手不動産ポータルを運営するMedios de Clasificados, S. de R. L. de CV(以下、「Lamudiメキシコ」)を子会社化することで、戦略的サービス強化地域におけるシェア拡大に取り組みました。FazWazは当初計画を上回って進捗しており、中期の事業計画を見直したことにより条件付対価(アーンアウト)を追加計上いたしました。
その他では、不動産を利活用し地域創生に資する事業に投資を行う地域創生ファンドにおいて、ホテル開発案件2件とホテル建設用地の売却を実施したことによる一時的な利益が発生しております。
これらの結果、当期における連結業績は、売上収益36,405百万円(前期比+1.9%)、営業利益1,959百万円(前期比+17.2%)、税引前当期利益1,634百万円(前期比+17.9%)、当期利益1,055百万円(前期比△10.9%)、親会社の所有者に帰属する当期利益1,031百万円(前期比△12.6%)となりました。

セグメント別・地域別情報

セグメント別売上比

2023年9月期
連結売上収益

364億円

事業別の詳細については以下をご覧ください。

売上収益構成比

  • ※LIFULL CONNECTの管理会計数値から集計
  • ※地域は、顧客の所在地を基礎として分類しています

従業員数

  • ※地域は、LIFULL CONNECTの従業員の拠点を基礎として分類しています

5ヵ年ハイライト

LIFULLグループは、国内の不動産情報サービス事業を主要事業として成長を拡大し、Trovit、Mitulaの子会社化から海外事業も拡大、2019年9月期には過去最高の売上収益を達成しました。しかし2020年9月期には、世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大の影響等により減収。主要事業の不動産領域に集中して成長を回復するため、LIFULL HOME'Sと海外事業の成長投資を強化する一方で、周辺領域の事業売却等を行いました。これらが奏功し、当期は増収増益で回復基調となりました。
一方で、海外事業の評価基準の変更等により2020年と2021年に減損損失が発生。また当期はLIFULL地域創生ファンドの案件売却等があり、これらによって各年度の利益の変動幅が大きくなっています。
配当方針として、非経常的な理由で親会社の所有者に帰属する当期利益が大きく変動する場合は、その影響を考慮して、事業の利益を適正に株主に還元できることとしています。また、2025年9月期を最終年度とする中期経営計画の達成に向けて、株式会社LIFULLの役員と従業員に、有償ストックオプションの発行を決議しています。

売上収益

売上収益のグラフ

営業利益/営業利益率

営業利益/営業利益率のグラフ

親会社の所有者に帰属する当期利益

親会社の所有者に帰属する当期利益のグラフ

現金等期末残高

現金等期末残高のグラフ

ROE

ROEのグラフ

キャッシュフロー

キャッシュフローのグラフ

1株当たりの年間配当額/連結配当性向

1株当たりの年間配当額/連結配当性向のグラフ