LIFEに向き合うLIFULL

LIFULLは、1995年の創業以来、人々の暮らしに存在する課題に向き合ってきました。
その原点にあるのは、「目の前の人を幸せにしたい」という想いです。
一人ひとりが必要な情報を得られ、自分らしい選択ができる社会を目指した挑戦は、住まいという領域から始まりました。
その後、社会や技術の変化に合わせて、提供する価値や向き合う領域を広げてきたLIFULL。
変わり続ける時代の中で、大切にしてきた想いは何か。そして、その想いをどのように形にしてきたのか。
LIFULLの歩みを、時代ごとの転換点とともに振り返ります。

第1章

目の前の人を幸せにしたい。その想いから始まった挑戦。

1995年2002年

「目の前の人を幸せに」 — 社是「利他主義」の原点。

LIFULLの原点は「目の前の人を幸せにしたい」という想いです。

創業者の井上高志は、新卒で入社したディベロッパーでマンション販売を担当していた頃、住宅ローンの審査に落ちて落胆されていたご夫婦のために、自社の利益を度外視して他社の物件情報をもかき集め、ご紹介しました。
後日、「私たちの立場に立って一生懸命探してくれたおかげで、素晴らしい物件に出会えました」と、心からの感謝の言葉をいただきます。この出来事が、「目の前の人を幸せにしたい」という想い、そして私たちの社是である「利他主義」の原点となりました。

創業当時のオフィスの創業者・井上高志

資金5万円・ワンルームから始まった挑戦。

「目の前の人を幸せにしたい」その想いから、不動産業界が抱える情報の非対称性や不透明さを変えたいと考え、1995年にネクストホームを創業。
6畳ほどの一室を最初のオフィスとして、パソコン1台、資金5万円、そして、井上一人。限られた環境から挑戦は始まりました。

ネクストホーム・最初のオフィスの間取り図

ネクストホーム・最初のオフィス間取り

「HOME'S」誕生。紙からWebへ、住まい探しをもっと身近に。

当時普及し始めていたインターネットに可能性を見出し、「住まい探し」を紙からWebへ。
住まいに関する情報をより多くの人に届ける、新しい仕組みづくりに挑戦しました。

1997年には、株式会社ネクスト(現 LIFULL)を設立し、不動産・住宅情報サイト「HOME'S(現 LIFULL HOME'S)」を開始。
住宅という一つの領域から始まった挑戦は、その後、人々の暮らし全体へと向き合う私たちの歩みへとつながっていきます。

初期の HOME'S 画面

初期の HOME'S 画面

初期の物件入稿画面

初期の物件入稿画面

HOME'Sロゴの変遷

HOME'Sロゴの変遷

第2章

住まいから暮らしへ。事業の領域をひろげる。

2003年2016年

住まいから、引越し・介護まで。暮らし全体に価値を届ける。

「HOME'S(現 LIFULL HOME'S)」の成長とともに、私たちは住まいを探すための情報を提供するだけではなく、人々の暮らしに関わる課題へ向き合う企業へと進化していきました。

2003年、今に続く経営理念を策定。

常に革進することで、
より多くの人々が心からの「安心」と「喜び」を得られる社会の仕組みを創る

創業時から大切にしてきた「目の前の人を幸せにしたい」という想いを、より広い社会への価値提供へと発展させていきました。

事業領域も広げ、「HOME'S(現 LIFULL HOME'S)」の成長を基盤に、引越しや介護など住まいの周辺領域へサービスを展開。住まい探しだけではなく、その前後にある暮らしの課題に向き合うことで、暮らし全体へと提供する価値を広げていきました。

住まいのポータル・暮らしのポータル・暮らしのインフラに広がるサービスの一覧図
社是「利他主義」の上に経営理念が乗るピラミッドの図

社是・経営理念の関係

東証マザーズ上場。
提供価値を広げ、社会から信頼される企業へ。

2006年には東京証券取引所マザーズ市場(現 グロース市場)へ上場。創業以来、不動産業界の情報の不透明さを変えることを目指してきた私たちにとって、上場は社会からの信用を得ながら、より多くの人に価値を届けていくための大きな転機となりました。その後も事業を成長させ、2010年には東京証券取引所市場第一部(2022年の市場区分再編でプライム市場へ移行)へ市場変更しました。

上場以降も事業の幅を広げ、2007年には不動産会社向けシステムサービスを提供するレンターズを100%子会社化。現在の「ADマスター」などにつながる、不動産会社向け業務支援事業の基盤を築きました。

こうした事業の成長は社外からも評価され、2005年から2007年にかけて、Deloitte「日本テクノロジーFast50」に3年連続で選出されました。2005年には、Deloitte「アジア太平洋地域テクノロジー Fast500」にもランクインし、急成長するテクノロジー企業として評価されました。

東証マザーズ上場時の記念セレモニー

スマートフォン時代の新たな接点。
国内初の住まい探し専用iPhoneアプリ。

インターネット利用環境がPCから携帯・スマートフォンへと変化する中、2009年には国内初となる住まい探し専用iPhoneアプリの提供を開始。
生活者との接点の変化にもいち早く対応し、より便利で身近なサービスづくりをする姿勢は創業者から従業員へと確実に受け継がれています。

国内初の住まい探し専用iPhoneアプリの画面

不動産価格の「見える化」。ビッグデータ活用。

2015年には、ビッグデータを活用した「HOME'Sプライスマップ」の提供を開始。不動産の参考価格を見える化することで、データを活用した新たな住まい探しの価値を提供しました。
こうした取り組みは国からも注目され、2016年には国土交通省の「平成28年版土地白書」で、ビッグデータを活用した特徴的な不動産情報化の取り組みとして紹介されました。

HOME'Sプライスマップの画面

第3章

LIFEに向き合う企業「LIFULL」へ。

2017年2023年

「あらゆるLIFEを、FULLに。」を掲げ、LIFULLに社名変更。

2017年、株式会社ネクストは「株式会社LIFULL」へ社名を変更しました。
これは、住まい領域を中心に成長してきた企業から、人々の人生や暮らし全体に向き合う企業であるという目指す姿を改めて社内外に示す大きな転換でした。

あらゆるLIFEを、FULLに。

新たに掲げたコーポレートメッセージには、一人ひとりの人生や暮らしをより豊かにしていきたいという、創業以来の想いが込められています。

NEXT Co.,Ltd. から LIFULL への社名変更

「LIFULLらしさ」を明確にし、企業文化として育てる。

社名変更を機に、企業として大切にする価値観を改めて整理し、「LIFULLらしさ」を明確に打ち出しました。社名を起点とした一連のブランディングや企業価値・事業領域の再定義は、2021年の「Japan Branding Awards Best of the Best」の受賞に結実しています。

また、組織づくりや社員のエンゲージメント向上に向けた取り組みも評価され、「ベストモチベーションカンパニーアワード」を受賞。LIFULLらしい企業文化を育む土台を整えていきました。

Japan Branding Awards 2021 と BEST MOTIVATION COMPANY AWARD

LIFULL Quality Standards

  • Life-centered それは、暮らし、人生を豊かにするか?
  • For Everyone それは、一人ひとりに寄り添えているか?
  • Well-being それは、幸福をもたらすか?
  • Focused それは、本質を捉えているか?
  • Amazing それは、すごいっ!と思えるか?

事業やサービスの品質などあらゆる提供価値に対して、私たちが約束する品質基準

個人が抱える課題から、その先にある世の中の課題と向き合う。

「あらゆるLIFEを、FULLに。」というメッセージのもと、LIFULLは人々の暮らしや社会が抱えるさまざまな課題に向き合い、事業を通じた価値提供の領域を広げていきました。

住まいにとどまらず、地域やコミュニティという暮らしのあり方にも目を向け、空き家を地域資源として活用する「LIFULL HOME'S 空き家バンク」の提供を開始。国土交通省のモデル事業として、空き家を活用した地域課題の解決に取り組みました。

2018年には、子育て中の女性の働き方を支援してきた「LIFULL FaM」が、地方自治体との連携へと活動範囲を広げ、子育て世代の支援から地方における働き方の支援へと、その役割を広げていきました。

2019年、「LIFULL HOME'S ACTION FOR ALL」を立ち上げ、高齢者や外国籍の方など、さまざまな事情から住まい探しに困難を抱える人が、安心して住まいを探せる支援の仕組みを広げました。

世の中の課題と向き合う

世の中の課題と向き合う

LIFULL FaM

LIFULL FaM

LIFULL 地域創生ファンド

LIFULL 地域創生ファンド

ACTION FOR ALL

ACTION FOR ALL

「健美家」のグループ化で、
不動産領域における提供価値をさらに拡大。

不動産領域での事業基盤を広げ、2020年には不動産投資と収益物件情報に特化した「健美家」を子会社化。事業規模の拡大だけでなく、社会に新たな価値を生み出す志を共有する仲間としてグループに迎え、住まい探しのための住宅・不動産情報の提供にとどまらず、不動産に関わるさまざまなニーズに対応し、価値提供の領域を広げていきました。

健美家 by LIFULL

創業者と次世代リーダーのダブル体制。
新たな経営体制へ。

2023年、LIFULL初となる社長交代を実施。創業者・井上高志が代表取締役会長として引き続きグループ全体の戦略推進を担う一方、第2代代表取締役社長執行役員に伊東祐司が就任しました。創業者と次世代リーダーによるダブル体制のもと、グループの経営推進力とガバナンスを強化し、新しい経営体制へと移行しました。

代表取締役会長 井上高志と代表取締役社長執行役員 伊東祐司

第4章

LIFULLグループの力で、新たな価値を生み出す。

2024年現在

住まい・不動産投資・高齢者・地方創生をつなぎ、
グループの力を活かす。

人々の暮らしを取り巻く環境は、人口減少や高齢化、テクノロジーの進化によって大きく変化しています。

不動産投資領域では、2020年にグループ入りした「健美家」と「LIFULL HOME'S 不動産投資」のデータベースを統合。「LIFULL HOME'S」で培った営業ノウハウも活用し、顧客数を拡大するなど、不動産投資領域での事業成長につなげています。高齢者領域でも、「LIFULL HOME'S」のサービス開発や集客のノウハウを「LIFULL 介護」へ展開するなど、住まいにとどまらない暮らしの課題解決へと領域を広げています。

地方創生領域では、「LIFULL 地方創生」を通じて、空き家などの情報に加え、金融や人材、物件活用などグループの機能を組み合わせ、遊休不動産を新たな価値へと転換する取り組みを進めています。

さらに、人材・業務支援の分野では、子育て中の女性の働き方を支援する取り組みから始まった「LIFULL FaM」の知見を発展させ、子育て世代に限らず、さまざまな人がそれぞれの環境に応じて働ける仕組みを、グループ横断で提供しています。

住まい領域を中心に各領域がつながるLIFULLグループの相関図

WebとAIを掛け合わせ、一人ひとりに寄り添う。

LIFULLグループの知見やデータをつなぎ、一人ひとりにより良い価値を届けるために、LIFULLが活用を進めているのがAIです。

2022年には、AI技術を活用し、対話を通じて一人ひとりの好みを理解・学習して住まいを提案する「AIホームズくんBETA」の提供を開始。2025年には、創業から30年間で蓄積したLIFULLのあらゆるデータをつなぎ、一人ひとりに最適解を提案する統合型AIエージェント「LIFULL AI」の提供を開始しました。第一弾として、不動産・住宅情報領域の対話型探索アシスタント機能「AIホームズくん」の実装を進めています。

また、「LIFULL HOME'S」では、おとり物件などをAIで自動検知し非掲載にする仕組みを導入するなど、創業以来取り組んできた不動産情報の透明化にもAIを活用しています。

さらに2026年からは社内のAI人材の育成・認定制度も開始し、AI活用を事業だけでなく、業務や事業づくりにも広げています。

紙からWebへ、そしてWeb × AIへ。
LIFULLはこれからも、時代とともに進化するテクノロジーを活かし、グループの力をつなぎながら、一人ひとりのLIFEに寄り添い新たな価値を生み出していきます。

LIFULLのあらゆるデータにアクセスできるAIエージェント「LIFULL AI」

人×AIの力で、変わらぬ想いとともに
LIFULLは次の進化へ

LIFULLの歩みは、時代ごとに変化する人々の暮らしや社会課題に向き合い、その解決に挑み続けてきた歴史です。
インターネット、データ、そしてAI。
活用する技術や提供するサービスは変化しても、「目の前の人を幸せにしたい」という創業以来の想いは変わりません。
人の力にAIの力を掛け合わせることで、一人ひとりのLIFEにより深く寄り添い、社会の「不」を解決する新たな価値を生み出していきます。

これからもLIFULLは、一人ひとりのLIFEに寄り添い、社会課題の解決に挑戦しながら、
「あらゆるLIFEを、FULLに。」という想いの実現を目指して進化を続けます。