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LIFULL、あらゆる地域の子育て世代のキャリアを支援する「Local FaM Careerコンソーシアム」を12の賛同団体と運営開始

2023年07月13日

事業を通して社会課題解決に取り組む、株式会社LIFULL(ライフル)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井上高志、東証プライム:2120、以下「LIFULL」)は、2023年7月13日(木)、産官協同で、あらゆる地域の子育て世代のキャリアを支援するコンソーシアム「Local FaM Career(ローカルファムキャリア)コンソーシアム」を設立します。

URLhttps://lifull-fam.com/consortium/

 

Local FaM Career コンソーシアム設立の背景

2022年に発表された「令和4年内閣府少子化社会対策白書」によると、子育て世帯の母親が末子妊娠判明時に仕事を辞めた理由は「仕事と育児の両立の難しさ」が30.2%(女性・正社員)、26.7%(女性・非正社員)で上位でした。子育てと仕事の両立には、テレワークやフレックスタイム、短時間勤務などの柔軟な労働環境の選択肢の提供、育児休暇制度の促進、保育施設の充実など、さまざまな支援が必要です。しかし、このような子育て世代への支援は大企業や首都圏の企業を中心に導入が進んでいますが、テレワーク実施率(※)は東京23区が51.6%に対し、地方圏が23.1%と大きな開きがあり、地方圏での柔軟な働き方の仕組みづくりに遅れが生じています。

LIFULLは、2016年からママが子育てと仕事を両立しながらスキルアップできるママの就労支援事業「LIFULL FaM」を運営し、「子連れワークが可能なキッズスペース付きオフィスの運営」、「ママのデジタル人材育成」に取り組んできました。この度、地方をはじめ、都市部も含めたあらゆる子育て世代のキャリア支援に、より積極的に取り組むため、LIFULLが中心となり自治体や民間企業、NPOと協力し、産官協同コンソーシアム「Local FaM Careerコンソーシアム」を結成いたします。LIFULLは本コンソーシアムの事務局として勉強会の企画やベストプラクティスの周知共有、交流イベントを企画します。今後、コンソーシアム活動を全国に広げるため、より多くの団体の参画に繋がる発信や働きかけていきます。

※ 内閣府「第6回新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」

 

Local FaM Career コンソーシアムの取り組み

本コンソーシアムは「あらゆる地域に暮らす子育て中の方々」のキャリアを支援し、地域の活性化に寄与することを目的に設立し、以下の取り組みを計画しています。

  • 勉強会の開催:「子育て世代のキャリア構築」に関する勉強会やフォーラムを各地域で開催し、賛同団体に具体的な事例やベストプラクティスを提供します。
  • 地域ネットワークの形成:賛同団体同士の交流イベントを開催し、課題解決のためのプロジェクトを企画から実施まで共同で推進します。

 

賛同団体について

本コンソーシアムには、4つの地方自治体(福井県鯖江市、島根県雲南市、岩手県釜石市、静岡県下田市)をはじめ、ランサーズ株式会社、SOMPOひまわり生命保険株式会社等の企業やNPO団体が賛同団体として参画しています。子育て中の方々が安心して子育てとキャリアを両立できる環境の実現に向け、地方自治体、企業、NPO団体それぞれが持つリソースと特性を生かし、結集して取り組んでいきます。

コンソーシアムの活動にご関心をお持ちの地方自治体、企業の方は下記にお問合せください。
株式会社LIFULL Local FaM Careerコンソーシアム事務局
LocalFaMCareer@lifull.com

 

LIFULL FaM事業責任者 秋庭 麻衣のコメント

キッズスペース付きオフィスを地方展開する中で、地方でのママの雇用、キャリア支援が必要とされていること、ママに限らずさまざまな事情をかかえる子育て中の方々の支援が必要であることを強く感じてきました。本コンソーシアムの活動を通し、あらゆる地域の子育て中の方々が自由にキャリアを築き、活躍し、地域が活性化することを目指します。

 

LIFULL FaMについて(URLhttp://lifull-fam.com/

LIFULL FaMは「子育てと仕事をハッピーに」をコンセプトに子どもを持つ女性の長期的なキャリアアップを支援する「ママの就労支援事業」を展開しています。ママたちが子ども連れで出勤できるよう、オフィスには保育士やチャイルドマインダーの有資格者がいるキッズルームを併設し、Webマーケティング関連業務を中心にスキルアップしながら働ける仕組みを全国4か所に構築しています。

2018年には、東京に次ぎ福井県鯖江市で空き家を活用したオフィスをオープンし、島根県雲南市、宮崎県宮崎市、岩手県釜石市に展開、社員から業務委託まで、それぞれのライフスタイルに合わせた形態で働ける環境を整えることで、これまでに100人以上のママたちにテレワーカーとして活躍できる場を提供しています。

 LIFULLは、事業を通じて社会課題の解決に取り組む企業グループとして、LIFULLが実現したい未来に向けて、個人が抱える課題からその先にある世の中の課題を解決していくため、『LIFULL アジェンダ』 を発表しています。LIFULL FaMは、LIFULLアジェンダの中から以下の目標に取り組んでいます。

  • 貧富の差による負の連鎖をなくすために、子育てしながら安心して働ける環境を広げる
  • 子育て世帯の幸せな暮らしのために、つながりを実感できるコミュニティを増やす
  • 生きづらい親子がいない社会の現実のために、子育ての不安が軽くなる、親の心の支援を広げる

株式会社LIFULLについて (東証プライム:2120URLhttps://lifull.com/

LIFULLは「あらゆるLIFEを、FULLに。」をコーポレートメッセージに掲げ、個人が抱える課題から、その先にある世の中の課題まで、安心と喜びをさまたげる社会課題を、事業を通して解決していくことを目指すソーシャルエンタープライズです。現在はグループとして世界63ヶ国でサービスを提供しており、不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」、空き家の再生を軸とした「LIFULL 地方創生」、シニアの暮らしに寄り添う「LIFULL 介護」など、この世界の一人ひとりの暮らし・人生が安心と喜びで満たされる社会の実現を目指し、さまざまな領域に事業拡大しています。

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