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KET技術の活用・普及を行う新会社、「LIFULL Agri Loop」を設立

2024年01月19日

工業的な技術進歩で滞ってしまった物質循環をKET技術で解消し、「地球の健康」を目指す

 

事業を通して社会課題解決に取り組む、株式会社LIFULL(ライフル)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:伊東祐司、東証プライム:2120、以下「LIFULL」)は、KET(ケット)技術の活用・普及を目的とした新会社「LIFULL Agri Loop(ライフル アグリループ)」を設立しました。

KET技術と証明されている効果について

KETとは特殊な鉄触媒の物理化学反応で、有機物から無機物への循環を加速・安定化させる技術です。KETの触媒は大きく「分解」「安定化(酸化抑制)」「腐植物質の生成」の3つの機能があります。
有機物を植物や環境に有効な状態にして土に戻すことにより、工業的な農業・食品加工技術の普及で偏った物質循環を正し、栄養価の高い健康な作物を、早い速度で育てることができます。酪農においては、健康かつ栄養価の高い牧草を与えることで、高品質な牛乳の生産量が増加した実績があります。また、希少で高価な美容・健康成分フルボ酸・フミン酸を短期間で人工的に生成することも可能です。

設立経緯

LIFULLグループはこれまで、個人が抱える課題から、その先にある世の中の課題まで、安心と喜びをさまたげる社会課題を、事業を通して解決していくことを目指すソーシャルエンタープライズとしてさまざまなサービスを提供してまいりました。
KET技術を開発した大創KET研究所はこれまで少人数による経営で、研究開発を主体としていたため拡販を行っていませんでした。技術者の菅野氏もご高齢であることから将来の事業継続を思案されていた中で、LIFULLの企業姿勢に共感いただき、本取り組みに賛同いただきました。

株式会社LIFULL Agri Loop 概要


商号:株式会社LIFULL Agri Loop(ライフル アグリループ)
設立日:2024年1月17日
本社所在地:東京都千代田区麹町一丁目4番地4
代表取締役:岸大介
事業内容:KET資剤の販売、KETを活用したフルボ酸・フミン酸の生成技術の研究と販売
資本金:40百万円 
株主構成:株式会社LIFULL100.0%

株式会社LIFULL Agri Loop代表取締役 岸大介 コメント

私たちの食卓に並ぶ食べ物の95%は土に由来すると言われています。野菜や穀物はもちろんですが、肉や卵や乳製品を生む家畜も牧草や穀物を食べて育っているからです。このように、私たちの生命や健康にとって土はとても大切な要素ですが、残念ながら世界のほぼ全ての農地は劣化状態にあると言われています。「健康な土」を作ることができれば「健康な農産物」と「健康な動物」が育ち、それを食べるヒトだけでなく、異常気象や生物多様性等の環境問題を含む「地球を健康にする」ことに繋がると信じています。
あらゆる有機物をKET技術の活用によりしっかりと土に戻して「健康な土」を作る。持続可能性を追求するのではなく、自然の循環を積極的に取り戻してゆくことで、食・健康・環境に関する社会課題の解決に取組んでまいります。

 

株式会社LIFULLについて (東証プライム:2120、URL:https://lifull.com/)

LIFULLは「あらゆるLIFEを、FULLに。」をコーポレートメッセージに掲げ、個人が抱える課題から、その先にある世の中の課題まで、安心と喜びをさまたげる社会課題を、事業を通して解決していくことを目指すソーシャルエンタープライズです。
現在はグループとして世界63ヶ国でサービスを提供しており、不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」、空き家の再生を軸とした「LIFULL 地方創生」、シニアの暮らしに寄り添う「LIFULL 介護」など、この世界の一人ひとりの暮らし・人生が安心と喜びで満たされる社会の実現を目指し、さまざまな領域に事業拡大しています。

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