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従業員不足の不動産会社に代わってママカメラマンが撮影、ママの就労支援事業「LIFULL FaM」が「撮影代行×近隣ママ」の 新サービスをスタート!

2024年02月28日

事業を通して社会課題解決に取り組む、株式会社LIFULL(ライフル)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:伊東祐司、東証プライム:2120、以下「LIFULL」)が運営するママの就労支援事業「LIFULL FaM」は、ママの社会的孤立、ママの子育て中のキャリア形成、不動産会社に勤める従業員の業務負担を軽減するため、株式会社AsMama(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:甲田恵子、以下「AsMama」)、スマートワーク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:吉田徹、以下「スマートワーク」)と共に、入居募集中の賃貸物件、販売中の売買物件の近くに住む子育て中のママ1による「不動産物件の撮影代行サービス」を2024年3月1日(金)よりスタートします。※1子育て経験のあるミドル、シニア層の女性も含む

「不動産物件の撮影代行サービス」の背景および目的

長らく日本国内の企業にとって少子高齢化に起因する人手不足は重要な課題の一つです2。LIFULLが運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」をとりまく不動産業界では、入職者数の減少、離職者数が上昇傾向にあることを特に問題視しており3)、業務支援システムの導入や業務のDX化、外注など従業員の負担軽減に取り組んでいますが、オンライン化できない不動産物件の撮影などスタッフの対応が必要な業務があります。

一方、子育て中のママが抱える問題も多く、新型コロナウイルスによって保護者同士のつながりが希薄化したことによる孤立や物価の上昇により家計が圧迫され、仕事探しを検討するママが増えています。4

これらの不動産業界と子育てママの課題を解決するためLIFULL FaMは隙間時間を使って仕事をしたいママと不動産物件の撮影を代行してほしい不動産事業者を繋ぐ「ママによる不動産物件の撮影代行サービス」を、AsMama、スマートワークとともにスタートします。本サービスにおいて、LIFULL FaMはLIFULL HOME'Sの加盟店である不動産会社への「不動産物件撮影代行サービス」の周知、販売活動を行います。AsMamaはママカメラマンとして活動希望を募るためAsMamaが運営する認定地域サポーター「シェア・コンシェルジュ」登録者へ業務の周知活動を、スマートワークは撮影希望のママに対してプロカメラマン監修による撮影研修動画の制作提供、LIFULL FaMとママカメラマンの窓口、調整、撮影ディレクション・サポート業務を行います。

<ユーザー(ママ)のメリット>

・プロカメラマン監修のオンライン研修動画視聴による基礎知識の習得できます。
・勤務初日は先輩ママカメラマンからの実務指導、サポートを通じて、移動中などママ同士の意見・情報交換をすることができます。また同じエリアに住むママとチーム制で撮影に臨むため、お子様の体調不良等で都合がつかなくなってしまった場合、他のママにシフト相談していただくことが可能です。
・撮影は近隣の不動産物件がメインのため、時間の融通がききやすく、子育てや家事の隙間時間に1.5時間から働けます。

<不動産事業者のメリット>

・部屋の様子や設備などの基本的な箇所だけでなく、ママならではの目線を活かして、住まい探しをする方がチェックしたいポイントや実際の生活がイメージしやすい写真を撮影します。
・撮影者による物件写真のクオリティや写真の枚数のバラつきがなくなります。
・実地研修を受けた撮影者による品質の高い物件写真が納品され、撮影業務の負担が軽減されます。
イメージ)1カ月当たりの撮影物件数を50件、撮影と移動を含んだ1件当たりの対応時間が90分とした場合に毎月75時間の業務軽減できます。

※2  株式会社帝国データバンク「人手不足倒産の動向調査(2024年1月)」
※3 令和厚生労働省「令和5年上半期雇用動向調査結果の概況」産業別入職者・離職者状況
※4 株式会社ビースタイルメディア「主婦・主夫層に対して「物価の上昇と仕事探し」をテーマにしたアンケート調査」

「ママカメラマン不動産撮影代行サービス」の概要

「ママカメラマン不動撮影代行サービス」は、不動産会社スタッフに代わり入居募集中の賃貸物件、販売中の売買物件の近くに住む子育て中のママによる撮影代行です。

・撮影対応エリア:首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)※遠隔地を除く
・撮影対象物件:現地キー物件※現地キー物件ではない物件の撮影を希望する場合は、撮影当日朝までに鍵を依頼元の不動産会社にて手配ください。
・納品目安:原則、依頼から2日以内。※発注数や天候によって変動する可能性があります。
・納品画像の種類:静止画像、パノラマ画像
・サービス利用料:1物件あたり3,500円から(交通費込)※最寄駅から1.2キロ以上の物件は一律500円が別途発生します。
・撮影機材:ママカメラマン自身のスマートフォンカメラを使用(広角レンズ付きのもの。例)iPhoneの場合11以降。パノラマ撮影機材は不動産会社より貸与いただきます。
・撮影:立ち合い不要、入居者トラブル防ぐため腕章着用
・導入条件:契約期間6か月以上
・サービス申込み先:fam_sales@lifull.comにご連絡ください。

<「ママカメラマン不動産撮影代行サービス」ご利用の流れ>

①ママカメラマンの撮影可能日が記載されている撮影依頼シート(スプレッドシート)をお渡しします。
②撮影日前日の17時までに、上記の撮影依頼シートに撮影希望の物件情報を記入ください。
③(パノラマ撮影有りの場合のみ)撮影日当日の朝、ママカメラマンが仕事の依頼元である不動産会社へ伺いパノラマ撮影機材をお借りします。
④(パノラマ撮影有りの場合のみ)撮影終了後、パノラマ撮影機材を返却します。
⑤撮影終了後、クラウド上で撮影データを納品します。
※ママカメラマンへの業務依頼はチャットツール上で行います。アプリのダウンロードは別途ご案内します。

<ママカメラマンの登録から撮影までの流れ>

①AsMamaが提供する認定資格「シェア・コンシェルジュ」に登録(登録無料)。
②撮影初日までにプロカメラマン監修のオンライン研修動画を視聴し、撮影ノウハウやポイントを学習いただきます。
③お仕事依頼や撮影した素材の納品を行うためのビジネスチャットツールのアプリをダウンロードください。
④お住まいのエリアで撮影業務が発生した際、お仕事依頼の募集を告知します。
⑤撮影依頼シートにご自身の「撮影可能日」を記載ください。
⑥ ⑤で記載された「撮影可能日」前日17時までに、記載された撮影物件情報を確認ください。
⑦(パノラマ撮影有りの場合のみ)撮影日当日、お仕事の依頼元である不動産会社に訪問し、パノラマ撮影機材を受け取ります。
⑧撮影する物件に訪問し撮影を実施。
⑨(パノラマ撮影有りの場合のみ)撮影終了後にパノラマ撮影機材を返却。
⑩撮影データをクラウド上に納品し、納品URLを撮影依頼リストに記入。
※物件撮影はご自身のスマートフォンをご準備の上、ご使用ください。
※初回勤務時は先輩カメラマンによる実務指導およびサポートを受けながら撮影いただきます。

カメラマンの登録を希望される方は以下のURLよりお申し込みください
URL:https://asmama.jp/event/meeting/ 

※子育て経験の有無や性別は不問です。ミドル、シニア世代の方もご登録いただけます。

LIFULL地方創生 ユニットFaM グループ長 秋庭麻衣のコメント

LIFULL FaMは「子育てと仕事をHAPPYに!」をコンセプトに、ママが子育てと仕事を両立しながら、スキルアップできる「ママの就労支援事業」を運営し、FaMパートナーにご登録頂いたママワーカーに対して、ご自宅や拠点等の完全リモートで行える業務を提供してきました。事業を通して、写真撮影のようなスキルの習得を始め、幅広いキャリア支援や働きながらママ同士がリアルに出会える機会の創出の必要性を強く感じてきました。本サービスを通じて、都市部のママを支援すると共に、LIFULL HOME'Sの加盟店の不動産会社のスタッフの業務改善に尽力したいと考えています。

株式会社AsMamaについて(URL:https://asmama.jp/#business)

株式会社AsMama は2009年に創業、地域人財の活用とICTの両輪で 地域でのつながりのある生活や子育てに必要な共助コミュニティを形成し、地域実装していくリーディングカンパニーです。全国で地域ごとの共助コミュニティを推進する弊社公認リーダー「シェア・コンシェルジュ」(現在1600名越)を募集・育成しながら、多様な交流イベントや自社開発の子育てや暮らしの情報・モノ・スキルを信頼できるコミュニティメンバー同士ができるアプリ「子育てシェア(知り合い同士の送迎・託児アプリ)」・「マイコミュ(地域ごとの共助コミュニティアプリ)」・「ロキャピ(ご近所同士のモノの貸し借りアプリ)」を地域ごとに普及させ自治体や企業の課題や期待に応じて提供しています。(アプリ会員数10万世帯以上)

スマートワーク株式会社について(URL:https://www.smartwork-jp.com/)

スマートワークは「デジタルで地方創生を実現する!」取り組みとして2020年に地方創生SDGs官民連携プラットフォーム(内閣府)内に【デジタルワークファクトリー推進プロジェクト分科会】を設立し全国展開しています。地方における若者の転出(流出)や子育て世代(特に女性)の就労問題、移住促進の課題を解決するためにデジタル人材育成を行い、その後首都圏を中心とする大都市圏からのデジタル関連の仕事(案件)供給の仕組みを提供しています。2023年度から栃木県日光市においてプロジェクト(3年間)がスタートしており、2024年度にはデジタルワークファクトリー日光を開設、その他複数の自治体にて2024年度より実施予定となっています。

LIFULL FaMについて(URL:https://lifull-fam.com/)

LIFULL FaMは「子育てと仕事をハッピーに」をコンセプトに子どもを持つ女性の長期的なキャリアアップを支援する「ママの就労支援事業」を展開しています。ママたちが子ども連れで出勤できるよう、オフィスには保育士やチャイルドマインダーの有資格者がいるキッズルームを併設し、Webマーケティング関連業務を中心にスキルアップしながら働ける仕組みを全国4か所に構築しています。
2018年には、東京に次ぎ福井県鯖江市で空き家を活用したオフィスをオープンし、島根県雲南市、宮崎県宮崎市、岩手県釜石市に展開、社員から業務委託まで、それぞれのライフスタイルに合わせた形態で働ける環境を整えることで、現在200人以上のママたちにテレワーカーとして活躍できる場を提供しています。

株式会社LIFULLについて (東証プライム:2120、URL:https://lifull.com/

LIFULLは「あらゆるLIFEを、FULLに。」をコーポレートメッセージに掲げ、個人が抱える課題から、その先にある世の中の課題まで、安心と喜びをさまたげる社会課題を、事業を通して解決していくことを目指すソーシャルエンタープライズです。現在はグループとして世界63ヶ国でサービスを提供しており、不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」、空き家の再生を軸とした「LIFULL 地方創生」、シニアの暮らしに寄り添う「LIFULL 介護」など、この世界の一人ひとりの暮らし・人生が安心と喜びで満たされる社会の実現を目指し、さまざまな領域に事業拡大しています。

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