2024.04.18
LIFULL、経験豊富なシニアを募集する「老卒採用」を開始
“老い”の既成概念から卒業し、これまでの超経験を活かして働きたいシニアを募集
事業を通して社会課題解決に取り組む、株式会社LIFULL(ライフル)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:伊東祐司、東証プライム:2120)は、あらゆる人が年齢・性別・国籍などの属性に関係なく活躍するための取り組みの一環として、“老い”の既成概念から卒業し、これまでの人生を通じて培われた超経験を活かして働きたいシニアを募集する新たな取り組み「老卒採用」を、2024年4月18日(木)に開始します。
「老卒採用」開始の背景
内閣府が公表した「令和5年度高齢社会白書」によると、2025年には国民の約3人に1人が、65歳以上の高齢者になると見込まれています。また、総務省統計局「労働力調査」によると、2022年の就業者数に占める高齢者の割合は13.6%で、就業者の7人に1人が65歳以上となっており、多くのシニアが65歳以降も働き続けています。
しかし、LIFULLが実施した「シニアの就業に関する意識調査」では、これまでの経験を活かして働きたいと考えるシニアは多くいる一方、シニア採用を積極的に行っている企業はわずか2割。さらに「年齢(高齢であること)を不採用の理由として考慮したことがある」と採用担当者の6割以上が回答しており、経験とスキルを持つシニアと企業の間で大きなギャップがあることが明らかになりました。その背景には、「歳相応の働き方をしなきゃ」「シニアに活躍を求めるのは諦めなきゃ」など、“老い”に対する既成概念が存在していると考えています。
そのような背景からLIFULLは、あらゆる人が年齢・性別・国籍などの属性に関係なく活躍するための取り組みの一環として、“歳をとったら引退しなきゃ、なんてない。”をコンセプトに「老卒採用」を開始します。
LIFULLの既成概念に対する取り組み
LIFULLは、既成概念にとらわれない、多様な人の、多様な生き方をサポートしたいという想いから、「しなきゃ、なんてない。」というメッセージを2018年から掲げています。そして、あらゆる人が自分らしく生きられる未来を目指し、「しなきゃ」という既成概念から生じる世の中の様々な社会課題解決に、不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」や老人ホーム検索サービス「LIFULL 介護」をはじめ、様々な事業を通じて取り組んでいます。さらに、2021年5月からは、あらゆる方々の背中を押すことを目指し、社会課題が解決された、実現したい未来を描いたCMを公開するなど、これまでさまざまなアクションを行ってきました。
2023年12月、創業社長の井上高志からバトンを引き継ぎ、伊東祐司が株式会社LIFULLの代表取締役社長に就任しました。第二創業期のLIFULLは多様性あふれるチームで社会課題解決のためにさらなる進化を目指しています。今回この「老卒採用」を通じて“老い”に対する既成概念に気づき、卒業しようとするきっかけを提供できればと考えています。これまでの“超経験”を活かしてご自身の可能性を切り開こうという情熱を持つ方のエントリーをお待ちしています。
「老卒採用」ステートメント
募集要項
募集ポジション
1. 営業(営業部門のアドバイザー/LIFULL HOME'S)
LIFULL HOME'S事業本部のCSO(Chief Sales Officer)である渕上敦浩と並走し、業務を行う
2. クリエイティブ(コピーライター)
ブランディング・マーケティング責任者のCCO(Chief Creative Officer)である川嵜鋼平と並走し、業務を行う
3. 法務(法務部門の社内研修の企画・講師、法務・コンプライアンスのナレッジマネジメントのアドバイザー、国内・海外のグループコンプライアンスのアドバイザー)
法務責任者のCLO (Chief Legal Officer)である平島 亜里沙と並走し、業務を行う
勤務地 :LIFULL本社(東京都千代田区麹町1-4-4)
募集時期:2024年4月18日(木)〜6月10日(月)
募集方法:エントリーページから応募
応募条件:65歳以上の方
選考フロー :WEBエントリー → 書類選考 → 面談1~2回(オンライン)→ 決定
※実施スケジュール、面談方法などは変更となる場合があります
代表取締役社長執行役員 伊東祐司(いとうゆうじ)のコメント
年齢や性別、国籍など目に見える多様性と、育ってきた背景や価値観など目に見えない多様性があります。いずれも押し付け合うと居心地が悪くなり、組織として弱くなっていきます。お互いの個性を認めながら、それぞれに望むものを要求し合うことが大切です。そして、多様性あふれる組織が実現するとLIFULLで働きたい優秀な人が増えて、結果として業績が伸びていくと考えています。
今回LIFULLが実施した調査では、シニア層と企業の意識で大きなギャップがあることが明らかになりました。シニア層のスキルや経験が活かされないことは大きな損失です。そして、少子高齢化・人口減少の中、シニア層のスキルや経験を活かすことは日本社会全体の活気に繋がると考えています。情熱を持つ方々のエントリーを心からお待ちしています。
65歳以上の働く方300名と、企業の採用担当者300名に聞いた「シニアの就業に関する意識調査」
LIFULLでは「老卒採用」開始に先立ち、65歳以上の働く方300名と、企業の採用担当者300名に「シニアの就業に関する意識調査」を実施しました。シニアに対しては希望する仕事や働き方について、採用担当者にはシニア人材の採用状況や採用したシニア人材の実態について聞いています。詳細はこちらをご確認ください。
<サマリー>
65歳以上の働く方
- 現在希望通りの仕事に就いている方は8割(79.3%)。「5年以内に仕事探しをした方」に絞ると、約3人に1人(29.5%)が希望通りの仕事に就けていない
- 希望通りの仕事に就けていない理由は「自身の年齢が高いため(80.6%)」、「応募できる企業が少ないから(30.6%)」が上位に
- 8割(83.0%)が「これまでの経験やスキルを活かすことのできる職種で働きたい」と回答
- 活かせる・活かしたいと思う経験・スキルは「自分の意見を持っている」が38.3%で最多、次いで「若手や後進の教育・指導ができる(31.0%)」「円熟した顧客対応ができる(29.0%)」と回答
- 3人に1人以上(34.7%)が「年齢を理由にした偏見や差別を感じた経験がある」と回答
- 年長者だからと頼られる・期待されるポジティブな経験も多いが、「年齢を理由に希望の職種に就けなかった(9.3%)」「年齢を理由に仕事を回されないことがあった(7.3%)」などのネガティブな経験も一定ある
採用担当者
- 8割以上(83.0%)が人手不足と回答する一方、現在65歳以上の人材の採用を積極的に行っているのはわずか2割(21.0%)
- 65歳以上の人材の採用理由は「人手が不足しているから(56.6%)」が最多、次いで「スキルが高ければ年齢は関係ないから(32.8%)」「即戦力として活躍が期待できるから(24.7%)」という結果に
- 65歳以上の人材を採用しない(できない)理由は「体力・健康面に不安(42.2%)」が最多、次いで「任せられる仕事がない、わからない(34.3%)」、「即戦力として活躍が期待できないから(24.5%)」が上位に
- 選考時に応募者の年齢を不採用の理由として考慮したことがあると6割以上(63.0%)が回答
- 「採用した65歳以上の人材が即戦力であったことがある」と約7割(67.7%)が回答
- 即戦力だった65歳以上の人材の特徴は「経験・スキル・能力に自信を持ち、仕事に生かしている」が6割以上(66.4%)で最多
<調査概要>
実施時期:2024年3月25日〜3月27日
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国の65歳以上の働く方300名と、企業の採用担当者300名
「しなきゃ、なんてない。」とは(特設サイト)
LIFULLでは、あらゆる人が自分らしく生きられる未来を目指して「しなきゃ、なんてない。」というメッセージのもと取り組みを続けています。CM「しなきゃ、なんてない。2021年」篇ではLIFULLが実現したい、社会課題が解決された未来を描きました。世の中の"当たり前"と"自分らしさ"の間で悩む方々が、「しなきゃなんてないさ」と未来に向かって歩き出すきっかけになれたら嬉しく思います。
株式会社LIFULLについて (東証プライム:2120、URL:https://lifull.com/)
LIFULLは「あらゆるLIFEを、FULLに。」をコーポレートメッセージに掲げ、個人が抱える課題から、その先にある世の中の課題まで、安心と喜びをさまたげる社会課題を、事業を通して解決していくことを目指すソーシャルエンタープライズです。現在はグループとして世界63ヶ国でサービスを提供しており、不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」、空き家の再生を軸とした「LIFULL 地方創生」、シニアの暮らしに寄り添う「LIFULL 介護」など、この世界の一人ひとりの暮らし・人生が安心と喜びで満たされる社会の実現を目指し、さまざまな領域に事業拡大しています。
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