2024.11.20
LIFULL HOME'Sが住宅購入検討者の防犯意識調査を実施
9割以上が現在の住まいの防犯面に何かしらの不安をおぼえる
強盗住居侵入報道の影響で一戸建てから集合住宅への希望変更の検討も
事業を通して社会課題解決に取り組む、株式会社LIFULL(ライフル)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:伊東祐司、東証プライム:2120、以下「LIFULL」)が運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)」は、住宅の購入を検討している910名を対象に、住宅に関する防犯意識調査を実施しました。
警察庁の「侵入窃盗データ」※1によると、住宅を対象とした侵入窃盗は、2004年から2022年までは減少していたものの、昨年2023年は1万7,469件で前年比+11.3%と増加しており、一日当たり約48件発生しているといいます。また最近では、闇バイトによる犯罪も多発し話題になっているほか、年末にかけて家を空ける機会も多くなるこれからの時期は特に防犯について意識する方も増えることが予想されます。
そこでLIFULL HOME'Sでは5年以内に住宅の購入を検討している人を対象に、住宅に関する防犯意識調査を実施しました。
※1:警察庁「住まいる110番」https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_b_1.html
【調査TOPICS】
- 約8割の人が直近1年間で「防犯への意識が高まった」
- 9割以上の人が現在の住まいの防犯面になにかしらの不安をおぼえる
- 不安を感じるポイント1位は「夜道が暗い」。「隣に空き巣が入った」「最近犯罪が多い」の声も
- 集合住宅の購入を検討している理由1位は「セキュリティ面の安心感がある」
- 集合住宅購入検討者のうち、約6割が強盗住居侵入報道を受け、一戸建てから集合住宅への希望変更も検討 20代・30代の変更意向が比較的高い結果に
約8割の人が直近1年間で「防犯への意識が高まった」
直近1年間の防犯への意識の変化について、29.8%が「非常に高まった」、49.9%が「やや高まった」と、約8割の人が防犯への意識が高まっていることが明らかになりました。
9割以上の人が現在の住まいの防犯面になにかしらの不安をおぼえる
不安を感じる点1位は「夜道が暗い」。「隣に空き巣が入った」「最近犯罪が多い」の声も
現在の住まいやその周辺について、防犯面での不安はないという人はわずか6.7%となり、9割以上の人が防犯面に何かしらの不安をおぼえていることが明らかになりました。不安を感じるポイントについては1位「夜道が暗い」(46.9%)、2位「周りに警察署や交番が少ない」(37.8%)、3位「人通り/車通りが少ない」(33.1%)となりました。
また、自由回答では「空き家が多い」(一戸建て居住者)「周りが高齢化」(集合住宅居住者)という意見のほか「最近犯罪が多い」(一戸建て居住者)「隣に空き巣が入った」(一戸建て居住者)と、実際に犯罪を身近に感じたという声もありました。
集合住宅の購入を検討している理由1位は「セキュリティ面の安心感がある」
一戸建てと集合住宅それぞれの希望者に対し、その居住形態を選んだ理由について聞いたところ、一戸建てでは1位が「プライバシーが守れそう」(48.3%)、2位が「資産性が高い」(37.1%)となりました。一方、集合住宅では1位が「セキュリティ面の安心感がある」(53.0%)、2位が「プライバシーが守れそう」(42.5%)と、防犯に関連する項目が上位にランクインしました。
また、集合住宅では「セキュリティ面の安心感がある」が53.0%と過半数であったのに対し、一戸建てでは26.0%にとどまることから、集合住宅購入検討者の方が一戸建て購入検討者に比べ、防犯への対策を住宅購入において重視していることがうかがえます。
また、「プライバシーが守れそう」が一戸建て、集合住宅共に上位にランクインしましたが、一戸建てでは周囲の住宅と隣接していないという点で、集合住宅については建物外の人からの侵入やのぞきが防ぎやすいという点などそれぞれ別の要因から選ばれていると推測されます。
集合住宅購入検討者のうち、約6割が強盗住居侵入の報道を受け一戸建てから集合住宅への希望変更も検討
20代・30代の変更意向が比較的高い結果に
集合住宅の購入を検討している人を対象に、強盗・住居侵入の報道が購入物件の検討に影響を及ぼしたか聞いたところ、3割以上の人が一戸建てから集合住宅希望に希望を変更したことが明らかになりました。また、変更までには至らなくとも、一戸建てだけでなく集合住宅も検討するようになったという人も27.2%おり、6割以上の人が物件の購入検討に事件報道の影響を受けていることが明らかになりました。
また、年代別にみると、20代では50.9%、30代では38.2%が報道を受けて一戸建てから集合住宅へ希望を変更しており、比較的若い世代ほど報道の影響を大きく受けていることが明らかになりました。特に小さい子を持つ子育て世代などは、住まいの防犯面での安全性に高い関心を持っているものと推測されます。
戸建てかマンションかよりも大切なのは「立地」。夜道チェックもオススメ
LIFULL HOME'S 住まいの窓口 高瀬一輝コメント
住まい選び・家づくりの無料相談窓口である「LIFULL HOME'S 住まいの窓口」へご相談にいらっしゃるお客様からも防犯やセキュリティーに関するご相談が増えてきています。また、セキュリティ面の安心感を重視されている方は比較的マンションを希望される方が多い印象です。
ではマンションなら100%安全で、一戸建ては危険なのかというと、そこまで一概に言い切れるものでもありません。例えば、住まいは一戸建てであっても大規模分譲地内の建物であれば、防犯カメラや街灯で街全体が見守られているため、マンションに近い一定の安心感を得られます。また、新たに一戸建てを買う・建てるといった場合は、立地がとても重要です。従来の駅徒歩分数や付近の施設の調査だけでなく、検討している物件は「夜」の様子も見に行きましょう。街灯がどれだけあり、実際の明るさはどうか。人の気配をしばしば感じられるか、というようなことは実際に夜に行ってみないと分かりません。空き巣や強盗に入られにくい環境えらびも今後は意識しましょう。
既に一戸建てに住まわれている方の対策としては、窓用の防犯アラームがオススメです。
透明窓に設置することで、外側からも防犯していることが見えますし、いざアラームが鳴った時にも追い払う効果を期待できます。事なきを得るに越したことはないため、対策は見えるように行い、犯行グループのターゲットにされないように気を付けましょう。
調査概要
調査期間:2024年11月6日~11月12日
有効回答:910名
調査方法:インターネット調査
調査対象:5年以内に住宅購入を検討している20~69歳男女
LIFULL HOME'S について(URL:https://www.homes.co.jp/)
LIFULL HOME'Sは、「叶えたい!が見えてくる。」をコンセプトに掲げる不動産・住宅情報サービスです。賃貸、一戸建て・マンションの購入、注文住宅から住まいの売却まで。物件や住まい探しに役立つ情報を、一人ひとりに寄り添い最適な形で提供することで、本当に叶えたい希望に気づき、新たな暮らしの可能性を広げるお手伝いをします。
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株式会社LIFULLについて (東証プライム:2120、URL:https://lifull.com/)
LIFULLは「あらゆるLIFEを、FULLに。」をコーポレートメッセージに掲げ、個人が抱える課題から、その先にある世の中の課題まで、安心と喜びをさまたげる社会課題を、事業を通して解決していくことを目指すソーシャルエンタープライズです。現在はグループとして約60の国と地域でサービスを提供しており、不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」、空き家の再生を軸とした「LIFULL 地方創生」、シニアの暮らしに寄り添う「LIFULL 介護」など、この世界の一人ひとりの暮らし・人生が安心と喜びで満たされる社会の実現を目指し、さまざまな領域に事業拡大しています。
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