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2026.07.14

LIFULL ArchiTech コーポレート

LIFULL ArchiTechと高知県室戸市、災害時の住環境支援や地域活性化に向けた「包括連携協定」を締結

事業を通して社会課題解決に取り組む、株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL ArchiTech(ライフルアーキテック)(以下「LIFULL ArchiTech」)は、高知県室戸市と2026年7月13日に「災害時におけるインスタントプロダクツの供給に関する包括連携協定」(以下、本協定)を締結しました。
本協定に基づき、災害発生時の支援や地域防災を軸に、地域活性化、まちづくり、関係人口の創出に向けて相互に協力・支援します。連携によって、災害時の迅速な住環境の提供を実現するインスタントハウスや、避難環境を改善するインスタントルームの供給についての実効性を高めるとともに、平時の観光客への訴求と交流人口拡大などの地域活性化にも貢献してまいります。

(左:LIFULL ArchiTech取締役COO 山中典、右:高知県室戸市 植田壯一郎市長)

■ 背景

災害時の混沌とした状況に備え、被災直後から必要な住空間の提供を行える体制を事前に整えておくことは、多くの自治体にとって重要な課題です。LIFULL ArchiTechでは、全国の自治体と平時から協定を締結することによって、数時間で設営できてどこにでも快適な空間を生み出す「インスタントハウス」や、集団避難生活における居住性やプライバシー性を守る「インスタントルーム」※1をはじめとしたインスタントプロダクツを、災害時に迅速に届けるための供給体制を構築することを目指しています。 高知県室戸市では、室戸市が保有し指定管理で運営している「とろむグランピング高知」において宿泊施設としてインスタントハウスが活用され、そのユニークな形状や快適な空間形成により、人を集める「地域のハブ(拠点)」として機能しています。「とろむグランピング高知」は、平時は地域のハブとして観光客への訴求・交流人口の拡大に貢献しながら、災害時には、避難所や支援拠点の不足を補う新たな選択肢として、発災直後から多様なニーズに応え、避難者や支援者の健康と尊厳を守ることができる空間となります。このような導入実績から、インスタントプロダクツの有用性が実証されたことで、本協定の締結にいたりました。

※1 LIFULL ArchiTech、集団避難生活での居住性とプライバシーを守る「インスタントルーム」を販売開始

■ 協定の概要

LIFULL ArchiTechと高知県室戸市は、災害発生時の支援や地域防災を軸に、地域活性化、まちづくり、関係人口の創出に取り組み、相互に協力・支援することを目的として連携してまいります。
LIFULL ArchiTechは、災害時にインスタントプロダクツを迅速に供給し、速やかに市民の住環境整備を支援します。また、平時から市内小中学校の生徒や、各行政区にある自主防災組織での防災教育や訓練等への活用、防災意識向上の啓発を支援し、民間企業としてのノウハウを最大限に活用して多面的な地域支援を実施します。

主な取り組み内容
(1) 災害時におけるインスタントプロダクツの供給支援
(2) インスタントプロダクツの利活用を通じた地域防災支援
(3) インスタントプロダクツの利活用を通じた防災訓練・防災教育の実施
(4) インスタントプロダクツの利活用を通じた地域活性化
(5) インスタントプロダクツの利活用を通じた関係人口の創出
(6) インスタントハウスの技術を応用した住宅技術や民間ノウハウを活用した空き家等の再生・有効活用

■ インスタントプロダクツの例

・インスタントハウス
発災直後でもわずか数時間で設営でき、どこでも快適な空間を生み出せる特長を持っています。指定避難所へ行けない方や支援を必要とする方々の避難スペース、感染症隔離の医務室、応急物資の管理や行政職員・運営チームの宿泊を含む支援拠点、周囲の目を気にせず子どもがほっとできる遊び場、ペット同伴避難など多様な用途で活用可能です。

▼製品の使用イメージ

 

・インスタントルーム
インスタントルームは、ダンボールの多層構造を活かし、断熱性・遮音性・プライバシーの保護において高い性能を実現し、避難者一人ひとりに安全で快適な個室空間を提供します。避難者の心理的安全性を高めて着替えや睡眠を安心して行えるようにするだけでなく、隔離機能によって感染症の拡大を未然に防ぐ役割も果たします。これにより、過酷な避難環境においても身体的・精神的負担を大幅に軽減し、災害関連死防止に貢献します。

▼製品の使用イメージ

※画像出典:5日で5000枚の約束。(URL:https://tataminoyakusoku.net/)

   

■LIFULL ArchiTech 取締役COO/名古屋工業大学共同研究員 山中典(やまなか つかさ)コメント

近年、災害への備えに加え、人口減少や空き家の増加、地域のにぎわいづくりなど、多くの自治体が共通する課題に直面しています。私たちは、こうした課題を個別に捉えるのではなく、一つの取り組みが平時にも有事にも価値を発揮することが、これからの地域づくりに重要だと考えています。
今回の協定は、その考え方を室戸市とともに実践する新たな一歩です。インスタントハウスやインスタントルームが、防災だけでなく、観光や防災教育など日常の地域づくりにも活用されることで、地域に新たな価値を生み出せると考えています。
今回の協定を通じて、室戸市の皆さまと一つひとつ取り組みを積み重ねながら、地域に寄り添った持続可能な地域づくりに貢献してまいります。

■インスタントハウスについて(URL:https://instantproducts.lifull.net/house/

インスタントハウスは、2011年3月東日本大震災での被災地支援をきっかけにした名古屋工業大学大学院の北川啓介教授の研究をもとに、LIFULLと名古屋工業大学大学院による共同研究にて開発した新しい構築物です。
土地に定着していないため非建築物扱い※となり、建築物のような制約がなく、さまざまな土地に設置できます。テントシートを空気で膨らませ、内側から断熱材に使用されている硬質発泡ウレタンを吹き付け施工します。
シンプルな工法で1棟あたりわずか数時間で設営可能なだけでなく、断熱性や耐久性に優れ、さらに耐震性や耐風性をあわせ持つことから、ワークスペースや宿泊スペース、避難所の医療救護室やコミュニティの休憩所、断熱を要する備蓄倉庫などにも活用できます。
※ 行政判断によって見解が異なる場合もあります。

■株式会社LIFULL ArchiTechについて(URL:https://lifull.com/company/group/lifull-architech/

名古屋工業大学大学院工学研究科の北川啓介教授の研究を用いて主に①インバウンド増加に伴う宿泊施設不足、②空き家の利活用、③災害時の住宅供給の課題を解決できるソリューションを開発し、それらに貢献する事業を展開しています。 「ArchiTech」とは「Architecture」+「Technology 」の造語であり、建築技術によって世界を革進していくことをミッションとし、革進していくための技術を開発します。

■株式会社LIFULLについて (https://lifull.com/

LIFULLは「あらゆるLIFEを、FULLに。」をコーポレートメッセージに掲げ、個人が抱える課題から、その先にある世の中の課題まで、安心と喜びをさまたげる社会課題を、事業を通して解決していくことを目指すソーシャルエンタープライズです。現在はグループとして、不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」、シニアの暮らしに寄り添う「LIFULL 介護」、不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家(けんびや)」などの事業展開を行っています。

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