2016.11.17
HOME’S総研の書籍「本当に住んで幸せな街」刊行
株式会社ネクストは、2016年11月17日(木)、社内シンクタンク「HOME’S総研」による初めての書籍『本当に住んで幸せな街 ―全国「官能都市」ランキング』を光文社より刊行いたしました。
■書籍『本当に住んで幸せな街 ―全国「官能都市」ランキング』概要と刊行の背景
このたび刊行した書籍は、2015年9月に発表した「「Sensuous City[官能都市] ―身体で経験する都市;センシュアス・シティ・ランキング」と題したHOME’S総研の調査研究レポートをもとにしたものです。人の五感という、これまでにない尺度で都市の魅力を考えることを提案し、昨年の発表直後から大きな反響をいただいた調査研究レポートのコンセプトはそのままに、新書というかたちでの刊行にあたって、一般の方向けに内容や構成を新たに検討して書き直しました。
「自分にとって本当に幸せな都市はどこか」、「住んでいる都市をより魅力的にするにはどうしたらいいか」を考えるきっかけとして、この書籍をご活用ください。
■書籍情報
タイトル : 本当に住んで幸せな街 ―全国「官能都市」ランキング
著者 : 島原万丈+HOME'S総研
定価 : 740円(税別)
出版社 : 光文社
発行日 : 2016年11月17日
サイズ : 新書 ※Kindle版もございます。
ページ数 : 221ページ
目次 :
はじめに
第 1 章 フォーマットが先行する日本の都市計画
消え行くまちで/均質化していく都市/〝良好な〟まちは誰が決めたのか/巨大団地「プルーイット・アイゴー」/ジェイコブズ的転換/いまだに軌道修正できない日本の都市計画/なぜ千葉県印西市は「住みよさNO.1」なのか/「住みたい街ランキング」/動詞で都市を評価する試み
第 2 章 センシュアス・シティ・ランキング
センシュアス・シティ・ランキングの決め方/関係性の4指標/身体性の4指標/センシュアス・シティ・ランキング トップ50/ランキングの違和感について/文京区とは、どんな場所なのか?/ランキング下位グループの特徴/カテゴリー別センシュアス度ランキング/
1 共同体に帰属している街―― 東京は大阪より共同体帰属意識が高い/
2 匿名性がある街―― 大阪がトップ2/
3 ロマンスがある街―― 横浜はロマンスのまち/
4 機会がある街―― 金沢や仙台にはチャンスが転がっている/
5 食文化が豊かな街―― 金沢市ほか地方都市がランクイン/
6 街を感じる街―― 吉祥寺強し。〝東京都比率〟の高い指標/
7 自然を感じる街―― 東京西部、ニュータウン系都市が上位に/
8 歩ける街―― 江戸川区が大健闘
第 3 章 センシュアス度で全国のまちを測る
東京都心は「匿名性」「ロマンス」「機会」に恵まれている/都内トップエリアはバランスがいい/東京の下町は四者四様/目黒区は武蔵野市にそっくり/三鷹市は井の頭公園があるのに……/文京区よりも荒川区狙いで/大阪の上位都市は都会要素+街の活気/横浜市の各区/京都市vs.奈良市/地方都市の鍵は食文化と駅前の賑やかさ/静岡市と浜松市は何が違ったのか
特別座談会 新しい評価軸としてのセンシュアス〈林厚見 × 木下斉 × 島原万丈〉
B面的な都市開発と「夜の経済」/世界の「センシュアスな都市」とは/「センシュアス」は最上級の平和/地方都市は生き残れない?/新潟の山奥にあるセンシュアスな宿/某市の再開発は何がまずいのか/アメリカの都市開発に学ぶ/地方都市の生産年齢人口が激減する/地方は「東京」ではなく「世界」を相手に/鍵は地方の富裕層
第 4 章 センシュアスは幸せの実感値
センシュアス度と居住満足度・幸福実感度は比例する/センシュアス度が低いと、人口流出を招きやすい/センシュアスなまちには一体何があるのか?/センシュアス・シティと「ジェイコブズの4原則」の共通項/センシュアス・シティの取説/地方創生とセンシュアス・シティ/インバウンドとセンシュアス・シティ/空き家問題とセンシュアス・シティ/人間工学的に「正しい」は本当に正しいのか?/地域住民不在の再開発/法善寺横丁というオルタナティブ
おわりに
謝辞
特別付録 センシュアス・シティ・レーダーチャート
■参考情報
書籍のもとになった調査研究レポートは、HOME’S総研のサイトにて無償公開しています。ご興味のある方は、下記URLより各都市のチャートや全文PDFもあわせてご活用ください。
レポートページ:http://www.homes.co.jp/souken/report/201509/
■HOME’S総研について (URL:http://www.homes.co.jp/souken/)
HOME'S総研は、不動産・住宅情報サイト『HOME'S』を運営する株式会社ネクスト内に2013年7月1日に設立された社内シンクタンクです。「もっと、住むことの自由を」を活動指針とし、研究活動の基本的なスタンスを中長期視点と生活者発想においています。
HOME'S総研では、より豊かで真に自由な住生活の実現を目指して、既存の業界の枠組みや短期的なビジネスにとらわれることのない独自の調査研究を通じて、住まいに関わる産業のあるべき姿や方向性について各種提言活動を行ってまいります。
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