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日南市とLIFULL、空き家の利活用を通じた地域活性化連携協定を締結

2018年03月16日

 宮崎県日南市(市長:﨑田 恭平、以下「日南市」)、株式会社LIFULL(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井上 高志、以下「LIFULL」)は、本日2018年3月16日(金)に日南市内の地域経済の活性化を目的に、空き家利活用を通じた地域活性化連携協定(以下「本協定」)を締結いたしました。

 日南市では、既存資源の活用により新たな価値を生み出し需要の創出につなげることを意味する「創客創人(そうきゃくそうじん)」を市のコンセプトに掲げています。具体的な重点戦略の一つには「移り住みたくなるまちづくり戦略」があり、空き家の有効活用ならびに市内への移住・定住促進を目指し、油津商店街や飫肥地区を中心とした空き家・空き店舗を活用したまちづくりの推進を行っています。
 本協定に基づき、日南市における空き家などの遊休不動産の利活用、それらを推進する人材のマッチング、育成等に取り組んでまいります。

 様々な住生活情報サービスを取り扱うLIFULLグループは、不動産・住まいに関する知見や、国土交通省の採択事業でもある「LIFULL HOME’S空き家バンク(※1)」などを活用し、日南市の空き家情報を集約し、全国に発信する予定です。また、当子会社が運営する遺品整理事業者検索サイトと連携し、遺品整理を活用した空き家整理プロジェクト及び廃材・古道具を活用するリユースプロジェクトを推進し、空き家の放置を防ぎ、空き家が活用されやすい仕組みの構築を行います。

 両者が相互に連携・協力することで、全国に先駆け、日南市において空き家の利活用モデルを構築し、日南市の地域社会および地域経済の発展に貢献してまいります。

 (※1LIFULL HOME'S空き家バンク:各自治体が運営する空き家・空き地バンクの情報を集約する情報プラットフォーム。現在各自治体が個別に公開している空き地・空き家バンクを全国で一元化し、地域の空き家情報を求めるユーザーが統一されたフォーマットで検索・比較できる

 

<本協定の内容>
(1)空き家の情報の掘り起こし・集約に関すること
(2)空き家等の有効活用及びマッチング等に関すること
(3)(1)〜(2)に関して推進する人材の育成に関すること     
(4)その他、地域活性化の促進に関すること

 

<主な取り組み>
・空き家情報の集約・発信
LIFULLが国土交通省の採択事業として進める「LIFULL HOME'S空き家バンク」を通じて日南市の空き家情報を全国に発信します。また、「遺品整理サービス」のノウハウを提供し、ふるさと納税、シェリングエコノミー、地域人材と連携した「空き家管理」・「空き家整理」プロジェクトを実施する予定です。
・空き家の有効活用及びマッチング
日南市の地域創生に関わる人材と連携し、空き家を活用したプロジェクトに挑戦する人材とのマッチング支援、クラウドファンディング等を活用した資金調達支援を行う予定です。
・人材の育成
空き家等の利活用に係る雇用創出に向けた人材の育成として、当社が必要に応じて人材派遣を行い、担い手となることを希望する人材に対してノウハウの提供・事業化の支援を行う予定です。