株式会社LIFULLは、このたび、社内シンクタンク「LIFULL HOME’S総研」による研究報告書「住宅幸福論 Episode2 幸福の国の住まい方 -日本・デンマーク住生活比較調査-」を発行いたしました。

 

■調査、発行の背景と狙い
LIFULL HOME’S総研は、より豊かで真に自由な住生活の実現のため、住まいに関わる独自の調査研究を行う社内シンクタンクとして2013年7月に設立いたしました。前作『Episode1 住まいの幸福を疑え』で得られた、住まいの幸福度を高めるには“新築”や“一戸建て”などのハコの種類よりも住まい方・暮らし方が大切である、という知見を踏まえ、本報告書では日本の住生活を顧みることにしました。
比較対象として選んだのは、国連の幸福度ランキングで上位常連の幸福の国デンマーク。ヒュッゲ(Hygge)という言葉で表されるデンマーク流の暮らし方は、いま世界で注目されています。幸福な国デンマークと日本の暮らし方と比べることで、日本の住生活の実態を冷静に振り返り、新たに迎えた令和時代における日本なりの幸福な住まい方のヒントを以下のポイントとともにお伝えします。

■調査から見えた住まい方
【住宅観の比較】
 -家に多様な意味を求めるデンマーク人、プライベートな休息場所と考える日本人。
 -理想の住まいに対する明確なイメージがあるのは、日本人では23%のみ。一方、デンマーク人は53%。

 ■理想の住居・住まいイメージの強さ(全体/単一回答)
 あなたは、「理想の住まい」のイメージを、どの程度お持ちですか。

 -住居・住まいにクリエイティビティ、楽しみ、コミュニケーションを求めるデンマーク、最新設備や有名メーカー、雑誌に載っているような住居を求める日本。

【街での暮らし方の比較】
 -地域コミュニティとの交流頻度に大きな差、日本人の単身世帯の約半数は「まったく交流無し」
 -住んでいる街での友人の平均数はデンマーク人6.7人、日本人4.5人。
 日本人の子どもがいない世帯(単身世帯と夫婦のみ世帯)では、半数が友人の数がゼロ。

 ■「街」における友人数(全体/実数回答)
 今住んでいる地域に、よく会って話をする親しい友人は何人いますか。

【家での暮らし方の比較】
 -自宅に人を招く頻度に大差。日常的に人を招くデンマーク人、77%が「月に1回以上」と回答。
 -自分の住まいをより良くすることに意欲的なデンマーク人。
 「強く心がけている」割合は、デンマーク人の41%に対し、日本人は23%。

 ■住まいの改善意欲(全体/単一回答)
 あなたは普段、自分の住まいをより良くすることに、どの程度気を配っていますか。

 -インテリアの変更頻度、日本では半数が「ほとんどしない」。「頻繁にしている」デンマーク人は22%、日本人は6%。
 -10点満点でたずねた住生活満足度は、日本人は6.79点、デンマーク人は7.35点
 -デンマークでは持ち家と賃貸で満足度の差が小さい。

■住生活満足度(全体/単一回答)
総合的にみて、あなたは現在の住生活(住居で営まれる暮らし)について、どの程度満足していますか。
「非常に満足している」を「10点」、「まったく満足していない」を「0点」とした場合、何点くらいになるかお答えください。

 -「家の満足度」への影響度が大きい要素は、デンマーク「家での交流頻度」、日本「インテリアの具体的行動」と違いが表れた。

 

■「住宅幸福論Episode.2 幸福の国の住まい方」の概要
・A4変形版 フルカラー235ページ
・目次:
  PROLOGUE HOUSEとHOME 我が家はいかにして作られるか
  1.SCOPE
   巻頭論文 モノとの関係を結びなおす 渡會知子(横浜市立大学准教授)
   論考 変わりゆく日本人と家との関係 清水千弘(日本大学教授)
  2.RESEARCH  
   住宅幸福論調査 Episode.2 日本・デンマーク住生活比較調査
   ・調査概要
   ・回答者プロフィール
   ・居住の日本-デンマーク比較
   ・住宅観の日本-デンマーク比較
   ・住み方の日本-デンマーク比較
   ・住生活満足度と幸福度の日本-デンマーク比較
   調査結果のまとめ
  3.CASE STUDY
   海外視察レポート
    幸福度No.1の国の「幸せ」と「家」
    -デンマークの“リアル・ヒュッゲ”な暮らし事例9- 菊地マリエ(フリーランス・公共R不動産)
   Interview COLUMN
    「なぜデンマーク人は初任給でイスを買うのか」著者・小澤良介
   現場レポート
    「住宅」と「インテリア」溶ける業界の枠組み 
    -二者接近は住まいの幸福を作り出すのか- 中川寛子(東京情報堂)
  4.EPILOGUE
   終章
   第1章 デンマークとの比較で浮き彫りになった日本の住まい方
   第2章 インテリアを考える
   第3章 住まいが誰一人取り残さない場所であるために

本報告書は購読を希望される方に無料(※)で進呈いたします。
ご希望の方はLIFULL HOME’S総研のWebサイトよりお申込みください。また、同サイトにてPDF版のダウンロードも可能です。
※送料のみ着払い・宅配便にてご負担をお願いいたします。

LIFULL HOME’S総研 Webサイト:http://www.homes.co.jp/souken/

 

LIFULL HOME’S総研 所長 島原 万丈
株式会社LIFULL/LIFULL HOME’S総研 所長
1989年株式会社リクルート入社。2005年より リクルート住宅総研。2013年3月リクルートを退社、同年7月株式会社ネクストでHOME’S総研所長に就任。他に一般社団法人リノベーション住宅推進協議会設立発起人、国交省「中古住宅・リフォームトータルプラン」検討委員など。

これまでの報告書 ()内は発行年
・STOCK & RENOVATION 2014(2014)
・Sensuous City[官能都市]
 -身体で経験する都市;センシュアス・シティ・ランキング(2015)
・寛容社会 多文化共生のために<住>ができること(2017)
・住宅幸福論 Episode1-住まいの幸福を疑え(2018)

LIFULLのオウンドメディア「LIFULL STORIES」では島原所長のインタビューを掲載中です。
「決められたルールに、疑問を持っちゃいけない」
https://media.lifull.com/stories/2019051650/

 

LIFULLグループは、「あらゆるLIFEを、FULLに。」をコーポレートメッセージに掲げ、世界中のすべての人に、安心と喜びのライフソリューションを提供します。