2019.07.29
甲州市、LIFULL、山梨中央銀行の三者で 空き家の利活用を通じた地域活性化連携協定を締結
山梨県甲州市(市長:田辺 篤、以下「甲州市」)、株式会社LIFULL、株式会社山梨中央銀行(本社:山梨県甲府市、代表取締役頭取:関 光良、以下「山梨中央銀行」)は、本日2019年7月29日(月)に甲州市内の地域経済の活性化を目的に、空き家利活用を通じた地域活性化連携協定(以下「本協定」)を締結いたしました。
7月29日に甲州市にて開催した調印式の様子
(写真左からLIFULL 井上、田辺 篤甲州市長、山梨中央銀行 頭取 関 光良様)
甲州市は、2016年に「甲州市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン」を策定し、人口の推移を分析するとともに将来人口の推計を行ってきました。今後予測される人口減少や少子高齢化を克服するため「甲州市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、まち・ひと・しごとの創生と地域活性化に取り組んでいます。その中でも空き家等を活用した市内への移住・定住促進は総合戦略の核となる部分であります。
そして、様々な住生活情報サービスを取り扱うLIFULLグループは、不動産・住まいに関する知見をもとに、地域創生ファンドによる投資事業、国土交通省の採択事業でもある「LIFULL HOME’S空き家バンク(※1)」の運営を行っています。これまでに、全国5自治体との連携協定(※2)を締結し、甲州市においても空き家情報を集約し、全国に発信していく予定です。
山梨中央銀行は、地域金融機関として同行が持つ知見やネットワークを活用し、地域経済活性化に向けた様々な取組みを行っています。また、甲州市とは2017年10月「地方創生に向けた連携に関する協定」(※3)を締結し、同市の行政課題に対し強固な連携・協力のもと、取組みを進めています。
三者が相互に連携・協力することで、甲州市における空き家の利活用推進モデルを構築し、それらを推進する人材のマッチング、育成等に取組み、甲州市の地域社会および地域経済の発展に貢献してまいります。
(※1)LIFULL HOME'S空き家バンク:各自治体が運営する空き家・空き地バンクの情報を集約する情報プラットフォーム。現在各自治体が個別に公開している空き地・空き家バンクを全国で一元化し、地域の空き家情報を求めるユーザーが統一されたフォーマットで検索・比較できる
(※2) 関連プレスリリース
https://lifull.com/news/10575/
https://lifull.com/news/10832/
https://lifull.com/news/11302/
https://lifull.com/news/11340/
https://lifull.com/news/13722/
(※3)関連プレスリリース
https://www.yamanashibank.co.jp/assets/files/ba43a4d2b2669255eee82c24c874622e.pdf
<本協定の内容>
(1)民間のノウハウを活かした持続可能な空き家等マッチング機能の構築
(2)(1)の機能を担う人材の育成に関すること
(3)空き家および潜在的空き家(歴史的建造物を含む)の活用に関すること
(4)空き家、その他の遊休不動産の発生抑制および活用に関すること
<主な取組み>
・空き家相談総合窓口の構築
三者が連携し、空き家所有者等からの相談に対応するための窓口を形成・運営し、LIFULLは窓口の運営の支援を行う予定です。
・空き家情報の集約・発信
LIFULLが国土交通省の採択事業として進める「LIFULL HOME’S空き家バンク」を通じて甲州市の空き家情報を全国に発信します。
・人材の育成
空き家等の利活用に係る雇用創出に向けた人材の育成として、スキルアップ講座を実施し、担い手となることを希望する人材に対してノウハウの提供・事業化の支援を行う予定です。
・空き家および潜在的空き家の活用
三者間で空き家および潜在的空き家の活用事例の情報交換や事業化の検討を行います。
・空き家やその他の遊休不動産抑制
空き家の管理・活用に関するセミナー・相談会を実施し、活用や修繕に関する金融相談の受付によって、遊休不動産の抑制および活用に取り組む予定です。
■甲州市
所在地: 山梨県甲州市塩山上於曽1085番地1
甲州市長 田辺 篤
ウェブサイト: https://www.city.koshu.yamanashi.jp/
■株式会社山梨中央銀行
所在地: 甲府市丸の内一丁目20番8号
代表者: 代表取締役頭取 関 光良
設立年月: 1941(昭和16)年12月
ウェブサイト: https://www.yamanashibank.co.jp/